嶺南地方で古くから伝わる麹を使ったお漬物「にしんのすし(にしんずし、にしんすしともいう)」の出荷が始まりました。
そうとは知らずに立ち寄った野菜直売所で見つけたときは思わず「出たー!」と声に出てしまいました。
小浜市のJA福井県若狭基幹支店で作られているこの「にしんの寿し」。開けてみるとこんな感じ。
昔は各家庭で作られていたそうですが、作るのに手間がかかるため、購入する人が多くなったとお店の方に聞きました。
地域によってというより家庭によってその味は異なるのですが、この「にしんの寿し」の味は、昔、義母が漬けてくれたのとよく似た味で、初めて食べたときには目頭が熱くなってしまいました。
一度、知り合いの方に教えてもらって漬けてみたことはあるのですが、鰊の処理やらなんやらかんやらすべてやってもらったうえで、漬ける段階だけやっただけなんですよね。
発酵食品は腸にいいと聞くので、この冬はちょこちょこ食べようかなと思っています。